家庭連合は反日集団だという批判について

このブログでも、何回か「家庭連合=反日カルト」という批判について、私なりの意見を書いてきました。
特に、文鮮明師や韓鶴子総裁の、「日本は韓国に対して罪を犯した」というような発言をとりあげて、「やはり統一教会は韓国中心主義で反日だ」という批判が、あとを絶ちません。
最近では、教団内部の集会で、韓鶴子総裁が語った話がなぜか外部に流出して報道(以下、報道といいます)され、批判されています。
https://www.47news.jp/9537893.html

繰り返しになりますが、家庭連合は愛国集団であり、反日集団などではありません。いかに理由を述べます。

①宗教的な発言
文鮮明師や韓鶴子総裁が語る内容は、宗教指導者としての立場です。宗教指導者は、理想を語るために、時として、現実離れしたことを話します。昔教会で、「地上天国は3年で来る!」などと言われていましたが、聞く方としては、本当に3年で理想社会が実現できるとは思っていません。
「日本は韓国に賠償をしないといけない」「日本の政治は滅ぶ」というような言葉も、宗教的な集会の中で語られる限り、それは宗教的な意味しか持ちません。
むしろ、宗教的な発言に対して社会的な圧力をかけることに、問題があると思います。

②教団内部の集会での発言
宗教団体というのは、信仰という共通の認識があって、初めて理解できる話がたくさんあります。これは宗教団体に限らず、どのような組織でも、組織文化を共有しなければ理解できないものはたくさんあるはずです。
組織文化を共有していない人を対象とする場合、使う言葉は、誤解を招かないように選ぶのは、当然のことと思います。
報道にもあるように、これは「教団内部の集会」での発言であり、信仰という組織文化を共有しない方々が、外部から批判することは、不適切です。

③文鮮明師・韓鶴子総裁の日本に対する考え方
文鮮明師は、「為に生きる」をモットーとして、それを私たち信者に言い続けてきました。韓鶴子総裁も、文鮮明師の思想をそのまま引き継いでいます。
文鮮明師が、1974年5月7日に、帝国ホテルという公的な場で語った話が、日本に対する考え方を、表していると思います。

「美しい日本、希望ある日本、世界が頼りとする日本、アジアすべての開発途上国が尊敬する日本となる為に、この「為に存在する」という鉄則を個人より社会、民族すべての国家を超えて世界にその影響を及ぼす日本となるならば、間違いなく日本の国が、世界を指導するでありましょう。」(文鮮明講演集「為に生きる」P124)

これこそが、日本が尊敬され誇ることができる、日本の姿であると私は思っています。
このような思想を教会内に徹底している団体は、「反日カルト」とは到底言えません。