SBS『統一教会(統一協会)信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷

SBS『統一教会(統一協会)信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷

韓国大手テレビ局SBSの報道番組「ニュース追跡」が 2010年10月6日に放映した、「統一教 拉致監禁事件『キヨミ 13年ぶりの帰郷』」がYoutubeにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=tmlHEQX38Ww&list=PLCCB52A4A7AC12822
日本語の字幕もついているので、わかりやすいです。(動画は4本に分かれていますが、5本目は切れてしまっています)

キヨミさんは、1995年8月25日に、韓国ソウルで行われた36万双祝福合同結婚式に参加し、韓国での生活を始めました。韓国人のご主人は、社会福祉事務所に勤める方で、ご自身も視覚障害者です。キヨミさんは、慣れない農作業に従事し、子どもにも恵まれ、姑にも愛されて郡庁の孝婦賞を受賞しました。
しかし、キヨミさんは、祝福直後に拉致監禁を受けています。脱出後に韓国にもどり、その後13年間、再度の拉致監禁の恐れがあるため、親に会えずにいました。

SBSの取材班が、拉致監禁を指導した反対派の事務所に取材を申し込み、日本に出張取材しました。その機会にキヨミさんも帰国しました。
そして、13年ぶりに、日本の実家を訪ねることにしたのです。キヨミさんとご両親との再会、傷ついたままの親子関係に、いろいろと考えさせられます。
SBSの取材班は、拉致監禁を指導した、キリスト教会の清水牧師にもインタビューします。拉致監禁に関して牧師が受け取る報酬の話も出てきますが、キヨミさんの父親が言っていることと異なります。

この報道は、13年前のものであり、また決して統一教会(当時)に対して、好意的なものではなく、むしろ批判的な姿勢です。家庭連合自体も、当時とは体制が変わっており、いろいろなご意見もあろうかと思います。

しかしSBSは、日本で起きた拉致監禁については、問題意識を持って取材しています。それは直接資料に基づいており、取材の過程も記録しています。「○○がつかんだ内部情報」というような、情報源もわからないような間接資料ではありません。
日本の大手メディアで、拉致監禁問題をきちんと取り上げた報道は、一切ありません。拉致監禁という犯罪行為については、きちんと取材し、問題点を明らかにするべきではないでしょうか。