解散命令請求 神と自由のバンケット

家庭連合は、その歴史において、教祖の文鮮明師が何度も無実の罪によって収監されました。その最後のものが、1984年7月20日から1985年8月16日の、コネチカット州ダンベリー刑務所への収監です。

自叙伝「平和を愛する世界人として」のP193からP198に、そのことが書かれています。簡単に要約します。

文鮮明師の罪状は脱税ですが、もともとアメリカでは、宗教活動に使う基金は宗教指導者の名義で銀行口座に入れておくのが伝統的な慣習です。この銀行口座の預金から発生した3年間の利子所得を、文鮮明師が所得として申告せず脱税したと嫌疑をかけて、ニューヨーク連邦検事局が起訴したのです。アメリカでは宗教団体が一般的に行っていることですから、統一教会(当時)のみならず、多くの宗教団体に影響が及びます。

文鮮明師が収監されると、「宗教の自由」を侵害したアメリカ政府に対して、聖職者7000人以上が、文鮮明師を救い出すために立ち上がりました。その中には、アメリカのキリスト教保守派を代表する南部バプテスト教会ジェリー・ファウエル牧師や、オバマ大統領の就任式の際に祝祷を捧げた革新系のジョセフ・ローリー牧師(当時は南部キリスト教指導者会議議長)もいました。

そして、文鮮明師が出監した直後の1985年8月20日、ワシントンDCにおいて、「神と自由のバンケット」が開催され、ユダヤ教のラビやキリスト教牧師ら宗教指導者が1700名も集まりました。文鮮明師はそこで、「超宗教・超宗派」を力強く訴えたのです。

その時の動画がありましたので、下記にご紹介します。
https://www.c-span.org/video/?125611-1/god-freedom-banquet

このブログを読んでいる中には、家庭連合の信者の方も、そうでない方もおられると思います。文鮮明師が自ら示したように、いかなる誹謗中傷を受けて、迫害を受けたとしても、正義に立つ人は必ずいます。それは家庭連合のためではなく、日本の宗教の自由のためだからです。日本は高い精神性をもち、誇りある文化を持つ、正義を愛する国です。私はその信義を信頼したいと思います。