NHKの再回答 「ご理解下さい」は説明責任の放棄

朝ドラ「虎に翼」で、「婚姻は双方の合意のみによって成立」というナレーションをしたことは、憲法第24条「両性の合意のみ」の恣意的修正ではないか、との質問に対してNHKは「民法の改正内容を説明したもので、憲法第二十四条の引用ではない」と回答しました。
「いや、民法にはそんな条文はないから憲法の条文の修正でしょ?」と、再質問しましたが、「憲法及び民法の引用ではないので理解して下さい」という回答が来ました。
これは説明の放棄です。理解できるわけがありません。

再回答は、下記の通りです。
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お問い合わせありがとうございます。
該当部分のナレーションは民法の改正内容を説明しています。
憲法及び民法の引用ではありません。
ご理解いただければありがたいです。
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民法の改正内容を説明するのに、わざわざ憲法の条文を引き合いに出しているのは事実ですから、「憲法及び民法の引用ではない」というのは、説明になっていません。説明もないのに「ご理解下さい」と言われても、それは無理です。社会常識の問題です。
説明できないのであれば、脚本作成段階のミスだとして、「双方の合意」を本来の「両性の合意」に訂正するのが本来の対応です。
それもしないということは、NHKには同性婚を合法化するという思想が背景にあるとしか、言いようがありません。

NHKは公共放送としての責任を果たすべきです。