ハマス・パレスチナ・イスラエル

イスラム思想研究者の飯山陽氏の著書です。2023年10月7日のハマスによるイスラエルに対するテロ攻撃以降、ハマスとイスラエルの動向が注目されていますが、それ以前からテロ組織ハマスに対する情報発信を続けていて、本書はそれを編集したものです。

10.7のハマスのイスラエルの民間人を標的にした無差別テロ攻撃は、極めて非人道的なものです。本書から引用します。
「ハマスは、赤ちゃんを丸焼きにし、子どもの腕を切断して死ぬまで放置し、妊婦の腹を裂き胎児を引きずり出して殺し、子どもの見ている前で母親の乳房を切り取り、父親の目をくりぬき、女児から老女まで女という女を骨が折れるほどの強い力で凌辱して殺し、民家に放火し一家全員を生きたまま焼き殺し、老若男女を問わず斬首し、遺体に唾を吐きかけ、遺体を車で引きまわして喚声をあげた。」
信じがたい蛮行です。

ところが、日本のメディア、特にTBSやNHKは、イスラエルによるハマスへの反撃を非難し、いかにもイスラエルが非人道的であるかのように報じています。
https://www.ogasawara-church.jp/blog/20240611/3584/

イスラエルが実行しているのは、国家安全保障上の対策です。テロリストに対しては、断固たる対応をする必要があります。
それに対してハマスは、ガザ地区を実効支配し、パレスチナ人を「人間の盾」として利用し、イスラエルの軍事作戦において、パレスチナ人の被害が発生するように仕向けています。自らは地下トンネルに隠れて、パレスチナ住民のためにはシェルターも作らず、非難もさせずに、あえて被害者が出るようにして、それをイスラエルの攻撃のせいだとして発表しています。

テロリストは、いかなる理由があっても、許してはなりません。イスラエルがテロリストに対して国家安全保障上の作戦を行うのは国家として当然の行動ですが、それを批判するならば、例えば日本が他国から攻撃されても、日本が反撃できないことを意味します。

テロリストを擁護し、被害者を加害者とすり替えてしまうのは、プロパガンダの手法です。
これと非常に似ているのが、安倍元首相を暗殺した山上容疑者のテロ行為です。国家のリーダーを暗殺するというテロ行為が、いつの間にか家庭連合への批判にすり替わり、山上容疑者がまるで家庭連合に対して戦うヒーローであるかのような扱いになってしまいました。

私は家庭連合の信者です。このようなプロパガンダによる攻撃を受けている当事者として、目の前で行われているハマス擁護のプロパガンダを許すことはできません。